木村 誠さん (株式会社ランナート 代表取締役 – http://runart.jp )
ロルフィング6回目の感想
今回は、カラダの背面の調整がテーマとのこと。
実は3回目のセッション後から、腰に決して悪い感じではない違和感が時々出現していたのですが、佐藤先生いわく
「骨盤が前傾しすぎていたのが理想的な位置に近づいてきたから、そのバランスを取る過程でまだカラダが<交渉中>なんだと思う」
ということでした。
僕も海外の矯正用インソールを販売しているのでその感覚は深く理解しています。そうだろうな、という感じでした。
カラダがこれまで長年過ごしてきた姿勢から変わってきているのだから、違和感が出るのは至極当然です。
それに、違和感自体がたまにしか出ないし、出てもすぐに気にならなくなるので、痛いとかそういうことではなかったので、ランニングや生活に支障もまったくありませんでした。
ですがその違和感も、今回の背中のセッションを経たからか、はたまたカラダが順応してきたのか、消えました。
施術はうつぶせになって足裏から臀部、背中にかけての筋膜へのアプローチ、仰向けでの首周り、
そして座った状態での背骨や背中周りのアプローチといった具合でした。
これは僕へのオーダーメイドかもしれませんが、座った状態でのローテーションの歪みを改善するアプローチもしてくれ、即効的にも効果を感じとても良い感じでした。
(ロルフィングには即効性を求めないところに真の効果があると感じていますが)
ちなみに毎回、歩行と姿勢をしっかりと評価してくれるのですが、これもとても信頼感があります。
今回は骨盤(仙骨)の動きが良くなり、上体との連動が上手になったということでした。
また、自分の感覚としては、立っている感覚が施術前よりも良い感じでした。
ランニングフォームもかなり 変化してきた感覚があります。
腕振りと骨盤の連動性がとても良くなった感覚があり、より効率的かつダイナミックな走りができています。
この「感覚」がつかめてくるというのも、ロルフィングならではだと思います。
普通にいわゆる「筋膜リリース」をしただけでは絶対到達できない領域です。
ただ筋膜をリリースしましょう、硬い筋を伸ばしましょうといった単発的なアプローチではなく、
カラダ全体、さらには心や生活スタイルも含めたその人全体を捉えた包括的かつ連続的なアプローチであるロルフィングだからこその結果だと思います。
次回もさらに楽しみです。
左- セッション前 右- セッション後
施術者から
カラダの背面に働きかける6回目のセッション。背面の意識が増えたことにより、やや前方にあった重心が、後方に移動しています。これまでのセッションで腰と上体の位置関係が変化し、負担の掛かり方も変わっていましたが、このセッションで骨盤の位置が安定したことにより、上半身といいバランスを取っています。骨盤(仙腸関節)の動きが滑らかになり、全身のつながり、動きがダイナミックになりました。次回は深層の最後のセッションになります。