先日、ロルフィング®の創始者であるアイダロルフ博士の生誕を祝して、全国各地で開催されたロルフィングイベントの一つに参加させて頂いてきました。
僕が参加させてもらったのは、代官山にあるロルファー™田畑さんのセッションルームで行われた「キッズロルフィング」。
多くの方にお越しいただき、お子さんだけでなく、親御さんたちにもセッションを体験していただきました。
最終的には、5人のお子さん/親御さんのセッションをさせてもらい、とても充実した時間をみなさんとご一緒させていただきました。
一人30分のセッション時間という普段とは違う形でのセッションでは、新鮮で学ぶことも多くありました。
まず自分の中で試されたと思うことは、「応用力」。
短い時間の中で、問診、評価、施術、再評価をどれだけ効率的にできるかということ。
すべての部分をカバーすることは難しいので、クライアントさんの症状などによって今、一番必要なものを取捨選択していくことが必要。
その中でも、同時に大事にしないといけないものが「プレゼンス」=その場に在るということ。
今、そこに在る「自分」と「クライアントさん」の存在に集中すること。
お子さんたちが持つ言葉では表されない感覚や反応を敏感に感じるためにも、施術者の私たちがニュートラルな姿勢でいることが重要だと強く感じました。
もう一つ感じたことは、「まずは流れに入ってみること」。
普段とは違った環境にいる場合には、予想できないことや分からないことがあるのは当たり前という前提のもとに、
頭で考えるのではなく、まずは新しい環境、形式に入ってしまう。そうすると、知らないうちにその流れに自分が乗ってしまっていることがある。
これは、頭でいくら考えてもできないこと。
体感で感じるものだし、感じながら変化していくもの。
だから、まずは流れに飛び込む。そして、流れの強弱、方向、うねりなどを感じながら、いつのまにか流れに乗っている。
人間の体と同じで、自己調整していくものなんだなぁと思いました。
多くのお子さんがいたセッションルームにはエネルギーが溢れ、それでいて柔らかな雰囲気がありました。
なんのフィルターも通さず、素直な気持ちや心に従って、話し、動き、笑うお子さんたちに学ぶものが沢山あるなぁと感じた一日でした。
普段私たちが無理やり抑えがちな内側からの感覚に素直に。
そして、周りの人にもオープンに。
今回ご一緒させていただいたロルファー™のみなさん、セッションにお越しいただいた方々、どうもありがとうございました!