正しい座り方で肩こり腰痛の予防と改善。辛さをなくし、心地よい身体で仕事の効率アップ。

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痛みをなくし、仕事の効率をアップする座り方

今、カフェでこのブログを書いています。周りには本を読むヒト、パソコンに集中するヒト、会話を楽しむヒト、寝ているヒトなどなど。

そして、一人一人の座っている姿勢もそれぞれ。

足を組むヒト、肘をつくヒト、腰を前にずらして背もたれに寄っ掛かるヒト。

普段あまり気を配ることが少ない「座り方」。

あなたはどんな姿勢でいつも座っていますか?
正しい座り方ってどんなものでしょうか?

座り方次第で、肩こりや腰痛などの慢性的な痛みを予防/改善することができます。

少しのポイントを抑えるだけで。


一つ目のポイント

坐骨の少し前に座りましょう!

座っている姿勢では、骨盤がどのように位置しているかがとても大事になります。
電車やカフェなどでよく見かける悪い座り方は、足を前に投げ出して背もたれに寄っ掛かる姿勢。

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この姿勢では骨盤が後ろに傾き、腰の背骨のラインが失われてしまいます。

人間の背骨はS字を描いており、そのバランスが取れている時には、バネのようにショックを吸収する安定した身体になります。

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背骨は骨盤に繋がっているため、骨盤が後ろに傾くにつれて、腰の背骨のカーブがなくなっていきます。

カーブが失われたところには負担が増し、背中や首の背骨のラインも骨盤の位置の変化に伴って変わっていきます。

坐骨の少し前に座る意識を持つことにより、骨盤がバランス良く立ち、足からのサポートも上手く使えるようになります。


二つ目のポイント

両足をしっかり地面につけましょう!

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多くの人が座っている時に、足の存在を忘れ、うまく使うことができていません。

というのも、足を前に放り出していたり、つま先だけを地面につけていたり、せっかくのサポートを上手く利用できていないのです。

一般的には立っているより、座っている方が楽ですよね。

それはなぜか?

それは、身体を支えるサポートの数が増えるからなんです。

立っている時には、両足のサポートのみ。二つですよね。
そして、サポートの面積は決して大きくありません。

なので、身体は常にバランスを取るために微調整をしています。

座っている時には、両足のサポートに加えて、お尻(骨盤)からの支えが増えて、3つの支えができます。

しかし、お尻という大きなサポートができたゆえに、もともとあった両足のサポートをぞんざいに扱っている人が多いのです。

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そうするとせっかく増えたサポートが、お尻からの支え一つになってしまいます。

3つの支えを十分に利用して座ることにより、より安定した身体に負担の少ない姿勢でいることができます。


三つ目のポイント

顎と肩甲骨を引きましょう!

パソコンなどのデスクワークが多くなってくると、肩は丸まり、顎と頭はどんどん前に出てきてしまいます。

その理由は骨盤からの背骨のラインが崩れる関係もありますし、その逆に上半身から崩れていくこともあります。

なので、骨盤の位置を意識するのと同時に、上半身(頭、顎、肩甲骨)の意識も重要になってきます。

顎が前に出ることによって、首の前面は伸びて弱くなり、逆に後面は縮こまり緊張していきます。顎を引く意識を持つことにより、元のバランスの取れた位置に戻ることができます。

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肩が丸まり猫背になっていくと、肩甲骨は体の中心(背骨)から離れ、体の前面の方にスライド移動していきます。

そこで、肩甲骨を軽く引いて落とす意識を持つことにより、肩の丸まりは軽減して、胸が開いていきます。


4つ目のポイント

情報を受け取りましょう!

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パソコンや本などを使っている時に、どうしても対象物にどんどん顔を近づけていってしまう人をよく見かけます。

集中すると同時に、パソコンや本からの情報を迎えにいってしまう傾向があります。気がついてみると、本やパソコンが目の前にあるなんてことも。。

一点を見つめると目の周りの筋肉が緊張して、そこから首や肩の緊張も引き起こします。目は疲れ、顎は前に突き出し、肩周りも緊張する。そんな悪循環になってしまいます。

前の3つのポイントでは実際の身体部分のポジションの変化に注目してきましたが、

最後のポイントは「意識」になります。

今までは自ら迎えにいっていた対象物からの情報を、「受け取る」意識に変化させましょう。パソコンや本から、文字や絵が飛び込んでくるイメージ。

そして、対象物一点に集中していた視点を、柔らかく広い視界を持つようにしましょう。

対象物や周りの空間の意識を少し変えるだけで、身体の姿勢も変わり始め、負担がすくない姿勢をとることが可能になります。


まとめ

姿勢から元気に、ハッピーに!

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多くの時間をパソコンなどのデスクワークに使う人が沢山いると思います。長時間とる姿勢だからこそ、身体に負担の少ない姿勢でいることが大事。

この4つのポイントを意識するだけでも、今ままでの負担の大きい姿勢とは違ってきます。

なかなか全てを一気にというのは難しいと思いますが、頭の片隅にでも4つのポイントを覚えておくと、ふとした時に姿勢に意識が向く時があります。

それが大事です。

負担の少ない姿勢から肩こりや腰痛の予防改善。

心地よい体で集中力、仕事の効率アップ。

姿勢から元気になりましょう!

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