火花を読んでみた

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流行りに乗って、お笑い芸人、又吉直樹さんの「火花」を読んでみた。
本を読むのは好きだが、小説はあまり読まない。
お笑い芸人さんの小説はたまに読む。
それは、答えがないところで、自分をピエロにして、周りの人を喜ばせる。そんな姿勢を格好よく思っているからかも。これからはもっと小説も読んでいきたいなと思う今日この頃。というのも、最近、近しい人に自作の短編小説を見せてもらったのだが、その中での表現の多様さに目を見張ったから。事実を簡潔に伝えるのも大切だが、読み手の頭の中に鮮明なイメージを浮かばせて、自らが体験しているような錯覚を生み出す表現方法を勉強したい。

本を読んでみて感じたことは、ロルフィングをやっていて思うところとも共通点があった。
お笑い芸人には自らが信じるおもしろいものがある。しかし、観客にそれがウケるかは分からない。その時に、「自分のこだわり」と「相手への理解」のバランスをどう取っていくか。また自分のこだわりは変えずに、その表現方法、伝え方を変化させて、入道口を大きくするのか。これはどのプロフェッショナルでも言えるものかと思う。最近ワールドカップで盛り上がった女子サッカー。世界の大舞台で前回優勝、今回は準優勝という結果を残しているのにも関わらず、代表選手が無給で競技をし、バイトで生計を立てる。キャプテンの宮間選手が言うように、これからどれだけ文化として定着していくか。彼女たちが好きなサッカーを多くの人に楽しんでもらえるように、どうバランスを取っていくのか。選手としては実力を上げながら、大きな観点では女子サッカー全体を思う。ちなみに宮間選手が同い歳だということを知って、少しへこむ。

その反面では、小説の登場人物「神谷」のようにたとえ理解されることがなくても、どこまでも自分の笑い、こだわりを貫く人。そんな人物への憧れは誰もが持っている気がする。変化することも大変だけど、変化しないこともまたすごい。何が答えかは、自らが納得できるかどうかなのだろう。「生きている限りバッドエンドはない」と言っている。

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