キレイな姿勢とは、キレイな動きとはどういうものか?

『キレイな姿勢に、キレイな動き』

よく聞かれる言葉でありますが、実際どんな姿勢、動きがキレイなのか?
そして、キレイに見えると何が良いのかについて少し書きたいと思います^^

少し難しくなってしまうところもあるかもですが、大切なところなのでご辛抱ください。。

人間のカラダには大きく分けて二種類の筋肉があります。
それが遅筋 (slow twitch muscle fibers), またはTonic muscles、そしてもう一つが、速筋 (fast twitch muscle fibers) または、Phasic musclesがあります。

遅筋の特徴としては、酸素を効率良く使うことができ、筋肉の収縮を長時間続けられること。その一方で、一度に大きな力を生み出す事ができない。なので、私たちが立っている時や座っている時など、大きな力を必要としないが長時間使われる状況ではこちらの筋肉が使われることになります。

反対に、速筋は筋肉中に限られたブドウ糖をエネルギー源としている為、一度に大きな力を出すことができるが、短時間で消耗してしまうという特徴があります。スプリントやウエイトリフティングなど短時間に大きな力を必要とする動きではこちらの筋肉が使われることになります。

(TonicとPhasic Musclesの詳しい説明は渋谷でロルファー™として活動されている大塚英文さんのブログをご覧いただきたい→身体と心(2)〜Tonic Function(1)

なぜ「キレイな姿勢と動き」の話でこの二つの筋肉を理解しておくことが大切かというと、ロルフィング®では深層(カラダの深く/皮膚から遠いところにある)の筋肉を上手く使うことを推奨しているからなんです。そして、カラダの奥にある筋肉は遅筋繊維が多い、またはTonic Musclesと呼ばれるものが多い。

深層の筋肉は奥にある為、鍛えにくいとも言われています。その為、「鍛える」というよりはその部分に意識持っていくことにより「活性化」するという部分が大きくなります。普段の生活でも使われるべき筋肉ですから鍛える必要もないはずですよね。では、なぜ活性化する必要があるのか??

それは、「深層の筋肉をうまく使えていないから」なんです。

立っていたり、座っていたり、歩いていたり、長時間している姿勢や動きの中で使われるはずの深層の筋肉ではなく、すぐ疲れてしまう速筋(表層/皮膚に近いところにある)を使っていることが多い。するとカラダはすぐ疲れてしまい、不調も出てきます。

深層の筋肉を使うことができると「キレイな姿勢/動き」に繋がります。

下の写真はロルフィングのロゴになります。カラダの部分が積み木のように重なっているように表されています。左の少年は積み木がずれていてアンバランスに見えますよね。すると、深層ではなく表層の筋肉を使って、崩れそうなカラダを支えないといけなくなる。その一方で、右の少年のように積み木が揃いバランスが取れている時には、骨格と深層の筋肉を使うことが出来ています。

キレイな姿勢では、深層の筋肉が重要になってくるとも言えますね。

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では、キレイな動きはどうか??

これも深層の筋肉を使うことが大切になります。

深層の筋肉を上手く使えるようになると、少ないエネルギーで大きな/キレイな動きができるようになります。「ムチ」をイメージしてもらうと分かりやすいかなと。手に近い部分のムチを小さく動かすと、そのしなりは先の方に伝わり大きな動きになりますよね。小さい頃に鉛筆の先を持って動かし、「鉛筆がふにゃふにゃになったぁ!」と喜んでいた時と同じです(笑)

Whip
カラダも同様に、奥の筋肉を使うことにより、その力が先に伝わり、腕や脚などを小さな力でダイナミックに動かすことが可能になります。カラダ全体の繋がりが出来るとも言えます。そして、今まで使われていなかった深層の筋肉を動かす神経回路ができることにより、日常でも常に活性化され、結果的に鍛えられることになります。

ロボットの動きって、カチコチしていてキレイな動きとは言えませんよね。
それは部分的にカラダを動かしていて、深層からの繋がりがないため。
ダンサーの人たちなどの動きは、しなやかで流れるようなキレイな動きですよね。

Robbot and human
キレイな姿勢/動き=カラダに優しい姿勢/動きとも言えますね^^


※キレイな姿勢/動きになりたい方、カラダに優しい負担の少ない姿勢や動きをしたい方にも。
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