過去ブログ3(治療編:アーユルヴェーダ/スリランカ)

みなさん、こんにちは!
新宿でカラダを深層部から整える『ロルフィング』をしている佐藤です。

新宿の昼間では、みぞれ状の雪が舞っていました。。
かなり冷え込むので、みなさんカラダ暖かくしてください^^

さて、今日は前回に引き続き、スリランカでアーユルヴェーダを勉強していた時の過去ブログを紹介したいと思います。

今日は、治療について。


※ここから過去ブログ(2014年1月)

今日はアーユルヴェーダの治療について書きたいと思います。
(ときたまお見苦しい写真があるかもしれませんが、許して下さい。。)

アーユルヴェーダでは、さまざまな薬草(ハーブ)を患者さんに処方します。
タブレットや塗り薬、液状の飲み薬やお茶にして飲むための粉状のものなど。

多くの薬はカラダの中を浄化するために使われます。



このタブレットを大体20-50個数えて、患者さんに渡すために袋分けします。
忙しい中、繰り返した作業なので、かなりの早さで出来るようになりましたよ(笑)

これは粉状の薬。

文字が読めないので、文字の形と値段の数字で推測してから、アシスタントのププドゥーに確認の流れ!

オイルと液状の飲み薬

液状の飲み薬は何種類か混ぜることも多かったです。

クリニック奥に鎮座していた大量の予備薬。

患者さんよ、いくらでも来い!!!(笑)

チャンドリカ先生のご主人のレストランでよく食べたヨーグルト。

アーユルヴェーダでは乳製品を食べることを強く推奨しているので、食後にはヨーグルト、朝には飲むヨーグルト、喉が渇いたらミルクでした。

今でもその習慣が残っていて、のどが乾いたら牛乳やヨーグルトを買う頻度が増えました!

(それ以上に旅に出てからの、コーラ消費量は半端ではないです。。 長期の旅人の中ではあるある??らしい。)

飲み物でいえば、水もたくさん飲みました!

中国医学でも水を飲むこと推奨していました。中国医学ではカラダを冷やすことが御法度だったので、真夏にぬるいお水を飲んでました。

中医の先生はお湯を飲んでる人も多かったなぁ。

チャンドリカ先生が言うには、スリランカの患者さんのほとんどが水分が足りていないとのこと。スリランカは気候が暑いから、かなりの水分量を取らないといけない。

まずは、何よりも水をたくさん飲んで、カラダの中を浄化するのが第一!

ご主人のレストランでは、材料にこだわっていて、マーケットで無農薬の新鮮な野菜を買います。

買い物帰りのご主人。


”必要なものはすべてあなたの周りにそろっている”

チャンドリカ先生がよく言う言葉。

食べ物にしても、暑い地域には水分を多く含み、カラダを冷ます食べ物が育つ。
寒い地域では、体を温めるものが育つ。

そういう風に自然にバランスが取れているんだって。

でも最近は便利になりすぎて、外国の食べ物が簡単に手に入るから、地域にあった暮らしと食事のバランスが崩れてきている。

だから、旅行に行ったらその国の食べ物を食べるのが一番らしい。

郷に入れば郷に従えですね!

アーユルヴェーダでは体質が”Vata – ヴァータ”、”Pitta – ピタ”、 “Kapha – カパ”の3つに分けられていて、だいたいの人がその中の2つの特性を強く持つ。

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食べ物も同じで、どれかのタイプに分けられている。

例えば水の意味を持つ”カパ”は水分を多く含む特性になるので、『スイカ』や『きゅうり』が入る。

火の意味を持つ”ピタ”は、酸味が強い『オレンジ』や『パイナップル』、辛味など刺激が強い『唐辛子』や『マスタード』など。

風の意味を持つ”ヴァータ’は、『根菜』などの乾燥したものや、『ニンニク』のように強い/良い匂いのするものが入る。

この3つの属性は、地域や時間、カラダの部分や年齢にもあるんですよ。

おもしろい!!


日本では、最も有名なアーユルヴェーダの治療法  ”シロダーラ”

温かいオイルをおでこの上に垂らし続ける治療法。

効果はストレスの緩和、アンチエイジングや記憶力向上、神経麻痺などにいいとのこと。

実際にやられている時は、ものすごく気持ちがいい!!オイルは適度に温かいし、おでこを程よく刺激されて心地いい!

終わった後は、頭すっきり。リラックス効果ばつぐんでした。


次は、”ナシア”という治療法。(自分が受けたもの中では一番苦しかった。)

事前に温めた専用オイルを鼻から入れて、それを思いっきり吸うというもの。

その後も、しばらく鼻から思いっきり息を吸い続けて、溜まった唾液やオイルを口から出し続ける。頭部に溜まった水分を全部出し切るんだって。

水が溜まることは頭痛や鼻水、頭部周辺の問題に大きく関係するので、偏頭痛や蓄膿症(副鼻腔炎)に効果が高いようです。

アシスタントのププドゥー。僕の鼻から思いっきり吸う様子が面白かったみたいで爆笑してたので、彼女にもやらせてみる(笑)思いっきりが足りない、、、かな。。


これはスチームバス。

薬草を茹でたスチームを使って、カラダの中に溜まった不純物の排出や減量、皮膚病に効果的。

その他にもスチームを吸い込むことで、循環器系(喉や鼻、気管支)をキレイにしたり、リラックス効果も高いとのこと。

このスチームバスの興味深いところは、オイルマッサージの後に使用するところ。
西洋(スポーツ医学)では、カラダを温めてからマッサージやストレッチをするのですが、

アーユルヴェーダのスチームバスでは、最初にマッサージをしてカラダの表層をリラックスさせることで、深層に溜まった不純物を汗と一緒に体外へ排出させることができる。


チャンドリカ先生と一緒に患者さんの脈診をしている様子。

手首の脈(橈骨動脈)を人差し指、中指、薬指でさわることで、患者さんがどの体質が強いかを判断します。

手首に近い方から、V(ヴァータ)、P(ピタ)、K(カパ)に指を当てて、3つのうち強く脈を打っている場所を探します。脈が強く打っているところが、その人の体質になります。

(だいたいの人は3つのうち2つ)

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脈診はかなり繊細な感覚が必要になるので、数をこなして患者さんのタイプをスムーズに判別できるようにしたい! 経験、経験。


ここまでが過去ブログになります!

読んでいただきありがとうございました☺️

次回は、中国で中国医学を勉強していた時の過去ブログを紹介できたらと思います。

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