尊敬できる人を持つということ。

「尊敬する人」や「目標にする人」がいることはすごい幸せなことだと思う。

「あんな風になりたいなぁ」や「あの人のような時間の過ごし方をしたい」など、未来の自分をイメージした時に、追いかけたい絵を思い浮かべることができると、実際に実現しやすくなる。

僕もそんな人が何人かいるが、その中の一人が「山口絵理子」さん。

簡単に彼女を説明すると、

「小学校の時に6年間一度も給食を食べれない程のいじめにあい、その反動で中学では非行に走るが、男子柔道部しかない工業高校で柔道を始め、ジュニアオリンピック7位という成績を残す。卒業を前に私にはもっと他に出来ることがあると、大学進学率わすが3パーセントの高校から猛勉強の末、慶応大学に合格。在学時に米州開発銀行でインターンをするが、途上国援助の矛盾を感じ、自らアジア最貧国バングラデシュに出向き、そのまま現地の大学院に入る。その後途上国自立の為に、バングラデシュ特産のジュート(黄麻)を使いバッグを生産する”マザーハウス”を起業。今では国内外で15店舗を持つ。」

彼女の凄さはその「行動力」。
自分の目で見て感じたものを信じる。そして、それを元に考え行動する。そして、また考える、動く、考える。

彼女のエッセイ本「自分思考」。

世界一周に出ている際にも持参した、何度も読み返している一冊。
一つ一つの言葉が、現在進行形で成長していこうと努力をしている著者だからこそ書けるもの。20代や30代の方にはぜひ一度読んでいただきたい一冊です。

自分思考
彼女は自分の会社「マザーハウス」では、経営者と同時に自社のバッグの9割をデザインしているデザイナーでもあります。

「記事」→好きが生み出す信頼関係――マザーハウス山口絵理子代表の原動力

上記の記事で彼女が述べている言葉にこんなものがありました。

「商品を店舗内に飾るときには、お客さんのことを想像しますが、デザインするときには、誰も想像しないですね。とにかく、この革がどうなりたいと思っているのか、素材の声を聞くようにしています。素材が一番光る形を、ものすごい多くの方程式の中から見つけだすことに集中します。」

これってすごい大切なことだと思う。

「今、目の前にあるもの」、この場合は素材を生かすことを第一に考える。

これを私たちの日常に置き換えると、「環境」や「境遇」、「仕事」や「年齢」、「才能」や「からだ」、様々なことに言えるだろう。

まずは自らを深く理解することによって、いいものを生み出すことができる。

目指す人やものを持つことによって指針が出来る。そして、そこを目指しているプロセスの中で自分の強みや弱みを理解していく。そして、また新たな方向性が見えてくる。だからこそ、どちらも欠かせないバランスを取り合うもの。


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