モニター感想/セッション3(水平性とシリンダー)

みなさん、こんにちは!

新宿でカラダを深層から整える『ロルフィング』をしている佐藤です。

今日はモニターセッションを受けていただいている野口かなこさんから、第3セッションの感想をいただいたので、解説とともにご紹介したいと思います☺️


【野口かなこさんからのご感想】

1. セッションで一番印象に残っていることは、なんですか?

心地よく変化していくことこれまで、体に変化を起こそうとする時は努力が必要でした。強度の強いトレーニングをしたりと、大変なイメージがありました。

けれどロルフィングは ほぼ受動的な状態で、しかも、心地よいです。個人的には即効性はあまり感じないのですが、じわじわと変化を感じるのが面白いです。

2. セッションで変わったこと/気づいたことがありましたら教えてください。

体の感覚が繊細になったこと全体的に、体の張りが取れ、柔らかい質になったように感じます。(人からもそう言われたことがあるので、見た目でも変化があるようです)

それにより、体の細かい動きを感じ取りやすくなり、また頭から出した指令を体が理解しやすくなったという変化を感じています

3. セッションについて良かった点/苦手だった点も含め全体的な感想をお聞かせください。

良かった点:セッション前後で写真を撮ってもらうと、微細な変化もわかりやすかったです。

苦手だった点:寝てしまうこと。どんなことをしていただいた結果、体にどんな変化が起きたのか?を観察したいのですが、リラックスしすぎて毎回ウトウトしてしまいます。

4. これまでのセッション(3セッションまで)で、印象に残っていることや変化がありましたら教えてください。

自分の体の癖を知った上で日常を送っていると、生活の中で自分の癖が出る瞬間に気付くことができるようになりました

5. また今後のセッション(深層のセッション)で変化させたいところがありましたら、教えてください。

一番は、腹部です!インナーユニットを質良く使えるように、そしてヨガのポーズにも活かせるようになったらいいなと期待しております。


【セッション前後の写真】


【今日のキーワード】

カラダの水平性 と カラダの中のシリンダー

この2つに注目して読んでいただけら嬉しいです。


【解説】

第3セッションは、カラダの水平性を高めるセッション。

どういうことか?というと、「腰の反り」、「頭が前に出ている」、「アゴがあがっている」などの姿勢を見たときのズレ(あえていうと)を整えていくセッションになります。

イメージは下のようなイラストになります。
Posture

そして、そのためには重要なのが、
上半身と下半身のつなぎ目になる『骨盤』(解剖学的には仙腸関節が境目)になります。

骨盤が丸まっていたり(後傾)、反りすぎていたり(前傾)、また右側が上がって、左側が下がっていたりなどの左右差があると、

『骨盤より上にある』→ 胸郭(胸周りの骨)や頭部

『骨盤より下にある』→ 膝や足首

の位置もズレていってしまいます。

『骨盤』が、キーストーンということですね。

そして、骨盤と他の骨の位置が平行に位置している時に、カラダは動きやすくなり、カラダの内側の臓器やシステムが機能しやすくなります。

前から見るとこんな感じが理想。

1

カラダの各部分が平行に並んでいますよね。

ここでは、距骨(足首)、膝、骨盤底、横隔膜、胸郭出口(首と胸の境目あたり)、小脳テント(頭部)がきれいに並んでいます。

ここが、今日のキーになります! 『カラダの水平性』

平行に並んでいるといいところの一つは、『カラダの内側のスペースが確保される』こと。

ロルフィングでは、『シリンダーモデル』とも言われるのですが、カラダの中にある筒状のスペースが潰されずに確保されていると、

(シリンダー、これもキーワード!)

カラダの内側の臓器や神経、血管などのシステムがうまく機能する。もちろんカラダも動かしやすくなります。

下のイラストのようなイメージ。

1

このシリンダー(筒状の空間)を潰さずに保つためには、空間の輪郭になる骨の位置を平行にする必要があります。

かなこさんの場合では、横から見た時に今回は腰が少し丸まっていました。すると、お腹側のシリンダーが潰された状態になっていましたが、第3セッション後には、骨盤はニュートラル(少し前傾→ 骨盤の正しい位置)になり、お腹側と背中側の空間が確保されました。

それに伴い、頭と胸郭の位置も平行に、膝と足首の位置も平行に近づきました。

前後からかなこさんのカラダを見ると、、

お腹の左側の空間が狭くなっていました(左のシリンダーが潰されていた状態)が、セッション後には広がりました。左ウエストが広がることで、左腕と体幹の間に空間ができ、左肩の位置もあがりました。

カラダ(姿勢)を見る時には、骨格を指標にしてもいいですし、カラダのシリンダー(空間)で窮屈そうなところはないかなぁという視点で見るのもいいと思います^^


野口かなこさんの感想では、

体の感覚が繊細になった

体の細かい動きを感じ取りやすくなり、また頭から出した指令を体が理解しやすくなったという変化を感じています

自分の体の癖を知った

との感想をいただきました。

カラダの水平性を高めることで、カラダの神経や循環器系の働きがよくなり、感覚が高まったり、頭とカラダとの間の連携がスムーズになっていると思います。

次回からカラダの深層にアプローチする『深層のセッション』に入っていきます。

これからも、どんな変化が起こるか、野口さんの健康にどのように役に立てるかが楽しみです!

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